今回紹介しますアジのこっくり煮とは、お酢をきかせながらじっくり煮汁がほぼ無くなるぐらいにまで煮込みます。前に名前の由来を聞いた時には、「じっくり煮る様からこっくり煮と言われるようになったんだろうね。」と聞いた覚えがあります。
材料
今回の主役は、この2つ
①小ぶりの鯵(豆鯵が最適)
②バターナッツかぼちゃ
味付けは、お酢がメインでその他の調味料
調味料、お酢、お酒、本みりん、醤油、昆布茶、麺つゆなどのダシ醤油
※お酢は沢山使うので、高いものは使わ無い方がいいでしょう。米酢とかでもOKです。今回は純リンゴ酢を使用。
作ってみよう!
👆包丁で腹を裂き内臓を抜きます。
最近は海が汚れているそうで、マイクロプラスチック等の害も怖いので腸を抜きます。
👆指で念入りにこそぎ落として
👆最後に水洗いで内臓の残りを洗い流しました。
エラは面倒なので取りませんが、最近は海がマイクロプラスチックなどによって汚染されているそうなので腸だけは抜きました。
まずはアジを焼こう!
👆グリルに鯵を均等に密着しないように並べます。そしてやや中火から弱火でじっくりと焼きます。
👆こういう状態になったら、鯵を裏返して同じように焼きあげます。
焼き魚と要領は同じですが、後で煮るので完全に焼き切らなくてもいいです。
豆鯵などの雑魚等が、こっくり煮には最適です。
焼く時には、お箸でつつきまわし過ぎて身を崩さないように気をつけてください。
※焼くことで身の崩れを防ぎ、また味が身に濃縮されるようです。
焼いたものを出汁で煮込もう!
調味料を混ぜていきますが、基本的にお酢がかなり多いです。このお酢が魚の骨を柔らかくし、しかも風味をさっぱりとしてくれます。また日持ちも良くなりますし、お弁当に入れても大丈夫かも。
👆先ずは...お酢、本みりん、日本酒、醤油、麺つゆ(濃縮昆布つゆなど)5つの調味料を入れていきます。
👆焼いた魚を出汁に入れる前に、酢を軽く殺すためにひと煮立ちさせておきましょう。
この工程が、魚の身に酢の香りが移りすぎない工夫では無いかと思ってます。
隠し味をプラス
👆隠し味に昆布茶を入れます。お酢の主張で味見はしにくいですが、昆布茶を入れ過ぎると味が崩れることがあります。
今回は昆布出汁の入った出汁醤油も入れることになったんで、昆布茶は本当に少しです。
👆グリルで焼いた先ほどの鯵を鍋に入れます。
煮込んでいこう!
👆後は落し蓋をして、弱火でこっくり(じっくり)煮込むだけ!
👆出汁がほぼ無くなるぐらいまで煮詰めます。
※たまに魚をひっくり返してあげてください。これは片身だけに出汁が染みこまないようにするためです。
盛り付けて完成です
※冷めてもおいしいので、弁当のおかずにも最適です。
酢がきいているんで、日持ちもしやすいようです。
沢山作ったので残った分は、冷蔵庫(冷蔵保存)で2週間以内で食べきりました。
残ったダシ汁の旨味を活かして、もう一品作ります
バターナッツかぼちゃの出番です❢
今回は、2通りの食べ方をやりました。
1.そのままでも美味しいので味付け無しで...
バターナッツかぼちゃは、普通のかぼちゃと違いバターとナッツ系のコクのある風味。
焼き芋のようにじっくり加熱することで、美味しく食べることが出来るので何も味付けせずに、まずは、そのまま味わってみる事に。
先ずは、南斗聖拳で...✋(独り言) 輪切りにして、普通に魚焼きグリルで焼くだけ。
これだけで食べても味付け無しでも味があって美味♡
2.アジのこっくり煮のダシで美味しく味付けで...
鍋に残った出汁に、鯵のいい出汁が溶け出してるので、酒と水で溶かして、バターナッツかぼちゃを煮込んで味わってみます。
👆今回は出汁の量を少し増やしたかったので、日本酒で出汁をつぎ足しました!
※筆者の友人の場合は「日本酒の代わりに豆乳をつぎ足すと美味しい」そうです。また普通のかぼちゃやジャガイモ等の煮込むと美味しい野菜に、この方法をすると美味しいとの事。
👆これくらい継ぎ足したらバターナッツかぼちゃを入れるだけ...
👆落し蓋をしてバターナッツかぼちゃを弱火で汁がなくなるくらいまで煮込みます⏰
👆出来上がりです。本日の料理はこれで完成です!
味噛み応えは、かぼちゃの煮つけのようだけど、お酢が効いていてバターナッツかぼちゃの風味と合わさってコクのある味わいでした。
おわりに
今回は、「アジのこっくり煮」の経験者の友人に教わりながら作りました。当日は周辺の大型スーパーで、「豆鯵(まめアジ)」が売られていなかったので、材料を探してちょっとハシゴした結果、材料は『産直市場よってって』で全て購入できました♬
バターナッツかぼちゃは、場所によりますが、あまり売られていないので手に入れにくいけど、『産直市場よってって』で普通に売られていました。お魚から、野菜果物、お菓子、お米、調味料まで、幅広く旬で良質なものが手に入るので筆者の超おすすめなお店です。
後日、「アジのこっくり煮」の友人が、広島県の尾道へ行ったときに、「アジのこっくり煮」を自作して手土産に持っていったら、地元の人に、「美味しかった。どうやってつくったの?」と好評で作り方を聞かれたそうですw
皆様もどうぞお試しあれ。