2019年1月12日MBS毎日放送「サタデープラス」をみました。「インフルエンザ」について放送されていました。
そして、2019年1月17日 日本テレビ「ヒルナンデス!」でも「インフルエンザの正しい予防法」について放送されていました。2番組とても興味深かったので、ここで紹介します♪
今月6日までの一週間に全国の医療機関に受診したインフルエンザ患者は、推定で約58万人以上。前の週から14万人増え、今シーズンの患者数は累計で165万人となりました。
患者の報告数一定基準を上回り全国84地点では、流行警報も出されました。
ということで今回は、インフルエンザにかかる前に知っておきたい2つの疑問に迫ります。
解説をして頂くのは
【サタデープラス】インフルエンザ感染率10分の1にする予防法!名医の生活に密着!
⇧こちら大谷先生が実践してインフルエンザ予防などに心が得ていることを書いた記事です。
気になる方はどうぞ♪
インフルエンザの予防接種を受けている方は、どれくらい?
実際に予防接種を受けている方の割合は、日本全国で2割前後くらいです。
意外にも受けていない方が多いようです!
インフルエンザの予防接種は、11月から12月にワクチンを打ちますが…。
今からでもインフルエンザの予防接種を受けても大丈夫?
おっしゃる通り、ワクチンは11月から12月に打って頂く方が好ましいですが、実際の流行期は、これから1月後半から3月まで続きます。ワクチンを打って抗体が有効なるまで約2週間なんです。接種していない方は、今からでも間に合いますので接種をおススメします。ちなみにワクチンには限りがあるので、なるべく早く受診してくださいとのことです。
クイズ! 予防接種で、どれくらい予防できるでしょう?(ワクチンの有効率)
A.100% B.80% C.60%
正解は…
C.60%です。
もともとインフルエンザのワクチンと言うのは、風疹や麻疹と違います。風疹、麻疹のワクチンは、一回打てばほぼ100%に近いくらい抑えられますが。
それに対してインフルエンザのワクチンは、発病を防ぐためのものではなく、最大の役割は
重症化を防ぐことです。
お子様や高齢者の方は、命に関わることがあります。
📝厚生労働省の報告では、予防接種を受けた65歳以上の高齢者は死亡リスクを82%減らすことができる。
💡60%で効かないではなく症状が軽くなるというのが大きなポイントです。
話題の新薬ゾフルーザって他の薬とどう違うの?
販売名 | ゾフルーザ | タミフル |
発売 | 2018年 | 2001年 |
用法 | 飲み薬 | 飲み薬 |
値段(3割負担) | 約1700円(2錠) | 約1200円(10錠) |
たった2錠で1700円と少しお高めのような気がしますが…
新薬ゾフルーザの効能
たった1回の服用で治療完了(タミフルの場合1日2回×5日間)
タミフルの場合、途中で飲まなくなってしまうことがありますが、5日間飲むことが重要です。
対してゾフルーザは1日です。値段は500円の差です。
タミフルの場合、副作用が問題になりましたが今回のゾフルーザはありますか?
実際にタミフルと比べて副作用の発現率は差はありません。
約1%下痢などの副作用が出る可能性があります。
タミフルで問題になった副作用は、薬による異常行動ではなく。現状ではインフルエンザによる高熱、インフルエンザ脳症によるものと考えられています。タミフルやゾフルーザの影響とは考えられていません。
ウイルスが体内から検出されなくなるまで
約24時間(従来の薬は約72時間)→人にうつすリスクが激減
子供でも服用できるんですか?
体重が10㎏以上であれば服用ができます。
(一般的に2歳前後)※タミフル(シロップ)は0歳児も服用可能
治療はしやすくなってきていますが、やはり予防が大事です!
インフルエンザの正しい予防法 正しい・間違い
問題1 インフルエンザ予防に手袋・マフラーはつける?
正しい?間違い?どちらでしょう?
正解は間違いです。
大谷先生の解説
日光を浴びることによってビタミンDを生成します。体全体の日光浴の必要はありませんので、手袋を外して買い物・通勤・通学なり20分程度外を歩くことが重要なんです。
📝ビタミンDは身体の免疫が上がりインフルエンザ予防に効果
質問 日光浴は顔だけじゃダメなんですか?
男性は顔だけで大丈夫ですが、女性はファンデーションなどで紫外線をカットされます。ビタミンDが生成されなくなります。なので手袋などを外すことをおススメします。
問題2 インフルエンザ予防のために、外から帰ってうがいをする?
正しい?間違い?どちらでしょう?
正解は間違いです。
大谷先生の解説
外から帰ってきて、すぐにうがいすることがインフルエンザを予防するとは言えません。
外出後すぐにうがいする程度だと予防できないと考えられます。インフルエンザを予防しようと思ったら水うがいで十分とは思わないでいただきたいです。
厚生労働省のインフルエンザ対策にも、「うがいについては科学的に証明されていません。」との記載があるんです。
インフルエンザ予防に、うがいは証明されませんでしたが。風邪予防に対しては証明されています。
ぜひ風邪予防のためにも、うがいをしてください。
📝インフルエンザウイルスは、のどに侵入して早期に細胞内に感染してしまう。
問題3 インフルエンザ予防のために、きのこパスタは?
正しい?間違い?どちらでしょう?
正解は正しいです。
大谷先生の解説
先ほど言ったように、ビタミンDはインフルエンザ予防に有効です。日光を浴びる以外でもビタミンDを摂取する方法があります。
食材からでもビタミンDは摂取できます。ビタミンDが豊富な魚介類やきのこ類です。
この時期ならではのビタミンDが摂取できる食べ物てありますか?
大谷先生のオススメは、鮭ときのこの入った鍋料理です。鮭のホイル焼きなんかもおススメです😊
問題4 インフルエンザだと思ったら、すぐに病院に行くのは?
正しい?間違い?どちらでしょう?
正解は間違いです。
大谷先生の解説
インフルエンザかなと思ってもすぐに病院に行かない方が良いです。
インフルエンザ検査は、鼻から綿棒を入れて喉の奥でウイルスが増殖しているかをチェックします。発症してすぐだとウイルスは増殖していません。
インフルエンザは、急に発症して人に移してしまうのが問題です。
ある程度ウイルスが増殖する6時間を待ってから、病院またはクリニックの受診をおススメします。
まとめ
インフルエンザは1月後半から3月まで続くので、今からでも予防接種を受けるべき。
◉予防接種を受けた65歳以上の高齢者は死亡リスクを82%減らすことができる。
◉日光を浴びることによってビタミンDは身体の免疫が上がりインフルエンザ予防に効果的
◉食材からビタミンDを摂取できる食べ物、魚介類やきのこ類
◉インフルエンザウイルスは、のどに侵入して早期に細胞内に感染してしまう。
◉インフルエンザ予防に水うがいでは予防できないが、風邪予防には科学的証明されています。
◉インフルエンザかなと思っても病院には行かず、安静にしてウイルスが増殖する6時間程待ってから病院を受診する。
いかがでしたか??
まだ寒い日が続きますが、しっかり予防をしてもう一息寒い時期を乗り越えましょう!!
【サタデープラス】インフルエンザ感染率10分の1にする予防法!名医の生活に密着!
⇧こちらも良ければ一緒に読んでいただけたらと思います♪
最後まで読んでいただきありがとうございました😊